畑に放置されていた木を剪定する

自分が手掛けている花木や果樹だけでなく、田舎では放置されている、花木や果樹がそうとうあります。放置されているので好き放題荒れ放題です。他人事ではありませんでした。うちが借りている畑にもアンズの木(と思われる)ものが放置されていました。

畑に放置されていた木を剪定する
畑に放置されていた木を剪定する

放置されていることは重々承知していましたが、いかんせん、剪定の仕方が分かりません。畑仕事もあまりやることがない時期ですので、このさい、『剪定「コツ」の科学』(上条祐一郎・著、講談社、2016年)を参考にしながら剪定してみることにしました。落葉樹は剪定の時期でもありますので。うまくやってアンズの果実にありつこうという目論見です。

細かいことはさておき、ざっくりと大まかな流れでは、枯れ枝をたたいて取り除いて、不要枝を切り、枝を間引いてすかせばかなりスッキリです。さらに木を小さくしたいときは数年かけて、段階的に芯を切り替えて小さくしていく。そうすれば自然樹形が保たれる。

奥に写っているのは、長い間放置されていたアンズの木(と思われる)。

奥に写っているのは、長い間放置されていたアンズの木(と思われる)。実ができてないので、手入れして実ができるようにもっていきたいところ。

不要枝を少し剪定したところ。1年でいっきに剪定するのは良くないので、3年ぐらいかけて少しづつやっていきます。

不要枝を少し剪定したところ。1年でいっきに剪定するのは良くないので、3年ぐらいかけて少しづつやっていきます。

剪定ノコギリで枝を落としていくのは、ある意味、爽快感があります。

剪定ノコギリで枝を落としていくのは、ある意味、爽快感があります。

脚が3点の脚立があるのも『剪定「コツ」の科学』で知りました。たしかに通常の4点の脚のものは、凸凹の所なんかで安定しないとは思っていました。

脚が3点の脚立があるのも『剪定「コツ」の科学』で知りました。たしかに通常の4点の脚のものは、凸凹の所なんかで安定しないとは思っていました。こういういいものがあったのですね。三本脚なら、一本の脚を隙間に入れて木の近くにも寄れます。

耕作放棄地などで放置されている、花木や果樹を仮にいまそれを手に入れたとしてどうすれば花や実をもっと付けられるか、どう剪定していけばよさそうか、イメージもほんの少しできるようになってきました。

書いた人:百姓 知さん