カリンというと子供の頃の印象的なエピソードがあります。
小さかった頃は食べ物の好き嫌いも激しくガリガリ、ニックネームはゴボウやらカマリキやら言われるくらい細く、そして風邪を引きやすくよく寝込んでいました。小児喘息になる一歩手前とも言われて、一度せき込むと止まらなくなって苦しい思いをしていました。
ある日母がカリン酒を作って、薄めたものを煮立たせて飲ませてくれました。当時はあまり美味しいとは思わなかったけれど、咳が落ち着いて楽になったのを覚えています。
カリンには鎮咳去痰作用、整腸作用もあるとされて古くから生薬として利用されています。
ただ、生のままでは毒性があるので加工することで安全に摂ることができます。
今回は近所の方に立派なカリンを頂いたのでシロップ作りにチャレンジします!
用意するもの
- カリン 約1300g
- きび砂糖 360g
- 水 1.8リットル
- お茶パック 数枚
- 鍋
※頂いた量全部で作ったのでお好みの量に調節してください
カリンシロップの作り方
1.ぬるま湯でカリンを洗う
2.カリンを皮ごと切る
タネも一緒に煮込むので捨てずにお茶パックに入れておく
3.煮込む
水とカリン、タネも一緒に鍋に入れます
中火くらいでトロミがつくまで煮る
この時アクを取っていく
4.濾して煮汁だけ鍋に戻し砂糖を加えて煮る
アクを取りながらゆっくり煮ていく
半分くらいの量(お好みのトロミ)になったら出来上がり
ソーダーで割って飲んだら、子どもの頃を思い出しました。
カリンの香り豊かなシロップ。
ちょっと風邪かな~と思った時にピッタリです。
寒い季節あったかお湯割りでも美味しくいただけそうです。