リンゴ酢はよく使っていたのですが、柿酢というものがあると知ったのは最近の事でした。
私の住む南牧村ではどこでも作っている訳ではないのですが、数人の方が作っているという情報を入手して、早速私も作ってみました!
柿酢とは・・・
柿酢というと柿に酢を混ぜたものかな?なんて安易にイメージしたのですが、そうではなく、柿そのものを酢に変化させたお酢のこと。
「柿が赤くなると医者が青くなる」とことわざもある程、柿には様々な栄養素が含まれています。
多く含まれるビタミンCは風邪の予防、免疫力を高めたり、タンニンには抗酸化作用、カリウムには余分な水分を排出する働きもあります。
これらの栄養素が身体の健康効果を高めてくれると言われています。
作り方はとっても簡単ということで早速作ってみます。
用意するもの
- 柿 瓶に入るだけ
※甘柿でも渋柿でも皮だけでもOK
※完熟の方が尚よいようです - 保存の瓶
- ペーパータオル、又はふきん
- 箸、又は棒
- 瓶を消毒する為の熱湯又はアルコール
瓶で寝かすだけの柿酢の作り方
1.柿を瓶に詰める
柿の皮の表面についている酵母の働きが大事なので、水では洗わず、ペーパータオルで軽く汚れを落とします。
虫食い部分は切り取って、ヘタを取って瓶に詰めていきます。
今回はまだ硬い柿だったので切ってから瓶の中へ詰めました。
そして棒で軽く潰します。
種も一緒に詰めてから、フキンやペーパータオルで蓋をします。
2.常温で寝かす
直射日光の当たらない場所で保存します。
この後はアルコールを経て酢になっていきます。
常温で発酵するのでカビの心配があります。青や黒カビが出ないように2~3日に一度かき混ぜます。
酢の香りになってきたらあまりかき混ぜないほうがいいとのこと。
3.酢の香りがしてきたらろ過をする
アルコールの香りから酢の香りに変わり、混ぜても泡が出なくなったら完成の合図。
時間をかけてろ過をして出来上がり。
柿酢はお正月のなますを作るときに使うととても滑らかで美味しいと聞きました。
完成まで時間がかかるけれど、それまでの楽しみもありますね。
柿が沢山手に入った際は是非作ってみてください。
~追伸~
2022年秋も柿酢を仕込みました!
今年はかなり熟しているというか・・・かなりギリギリの柿を使ったら潰すのがとても楽でした。
でもやってしまったことが・・・。
それは爆発!!周囲に柿が飛び散る現場となりました(笑)
①瓶が足りなかったので多めに入れてしまったこと
②きつくは閉めなかったのですが、フタを閉めてしまったこと
たぶん2つが重なり爆発してしまいました・・・。
きつくフタをすると飛ぶ場合もあるそうです。
お気をつけくださいませ!!