家庭でできる芋がらのつくり方

スーパーや直売所では乾燥した芋がらも売っていますが、生のズイキも売っているところがあります。生のままアク抜きをして食べることもできますが、自分で天日で乾燥させて芋がらにして自分の好みの大きさで料理に使うこともできます。

家庭でできる芋がらのつくり方
家庭でできる芋がらのつくり方

芋がらは里芋からつくりますが、芋がらにできるのは、八ツ頭や唐の芋など赤色がかった葉柄(赤ズイキ)を持っているものや、葉柄(ズイキ)部分をもっぱら食す蓮芋のようなものです。他の種類のものは、アクやえぐみが強く向きません。

里芋は、大きな葉の下は茎ではなく葉柄(ズイキ)ということになります。

里芋は、大きな葉の下は茎ではなく葉柄(ズイキ)ということになります。ここの部分が芋がらになります。直売所などでも、葉の部分は取り除かれて、ズイキ部分だけ何本か入りで売っています。

家庭での芋がらのつくり方

芋がらつくりは、簡単です。外皮を剥いて、乾燥させる、これだけです。

  • 外皮を剥く。採ったばかりのものは外皮が剝きにくい。雨が当たらないようなところにおいて1週間ほど放置しておく。そうすると、外皮が断然はがれやすくなる。
  • 乾燥させる。うっかりするとすぐにカビがはえるので、日中は天日干しにして朝夕は室内に入れたい。2本一組にして吊るして干すのもいいが、乾燥しやすいのは外皮を剥いた後、細かく切断してしまう方法。
買ってきたばかりのズイキの外皮は非情に剝きにくいかもしれまん。ピーラーで剥いてもいいが面倒くさい。1週間ほど放置しておくに限る。

買ってきたばかりのズイキの外皮は非情に剝きにくいかもしれまん。ピーラーで剥いてもいいが面倒くさい。1週間ほど放置しておくに限る。

1週間ほど放置したものは、外皮が剥きやすい。

1週間ほど放置したものは、外皮が剥きやすい。細いほうから外皮をつまんでひけば写真の通り。それでも、外皮が残っているところがあれば、その筋をつまんで引っ張れば剥ける。ピーラーを使う出番もなし。アクが強いので薄手の手袋着用です。

一本のズイキを2本1組にして吊るして干すと、カビが生えやすい。

一本のズイキを2本1組にして吊るして干すと、見栄えはいいが、カビが生えやすい。朝夕屋内に取り込むなどするほうが無難。

ズイキが乾燥して芋がらなると、小さく軽くなる。

あんなに大きかったズイキが、乾燥すると、こんなふうに小さく軽くなる。

ずいきの外皮を剥いたのち、すぐに包丁で10cmぐらいに細かくして干すと乾燥がはやい。

外皮を剥いたのち、すぐに包丁で10cmぐらいに細かくして干すと乾燥がはやい。

細かくした芋がらのほうが料理する時も楽。

細かくしたもののほうが料理する時も楽なので、このほうが人にやった時に受けがいい感じ。

料理するときにはアク抜きも忘れずに! 状況によりますが、うちでは1時間ほど水に浸けた後、水から一緒に入れて3分位下ゆでしています。

書いた人:百姓 知さん