手作り味噌に欠かせない材料の麹。甘酒を作る方もいらっしゃるけれど麹と小豆で自然な甘みのあんこが作れると聞いて興味を持っていました。2~3年前からブームになっていたようですがなかなか作る機会を逃していました。先日、南牧村の道の駅で地元の方が作った大豆を見かけたので、南牧産小豆で作る発酵あんこを作りました。
では早速作り方をご紹介します
用意するもの
- 大豆 200g
- 麹 200g
- 水 400CCくらい
- 塩 少々
- 炊飯器
炊飯器で作る発酵あんこの作り方
1.小豆を洗い、炊飯器で炊く
小豆を洗ったら水400CCを入れて玄米モードで炊きます
2.もう一度炊飯器で炊く
まだまだ小豆が柔らかくならないのでもう一度炊きます。
大豆の柔らかさの目安は軽い力で潰れるくらい。
3.水加減を見ながら200CCくらい少しづつ水を足して60℃くらいになるように温度を下げる。
この時に小豆を潰しながらかき混ぜます。
4.麹を加える
麹を少しずつ入れる。水分が足りない場合は水を足す。
モッタリくらいの硬さが目安
5.保温で8~10時間
炊飯器によって温度が違うと思うのですが、蓋を閉めずにフキンをかけて置きます。
おやすみモードの保温だと60℃を保つようです。
通常の保温だと70℃前後でちょっと温度が高すぎるので蓋を閉めずに調整してください。
途中、かき混ぜながら乾いているようなら水を足します。
6.完成
優しい甘味のあるあんこが完成。食べる前に軽く塩を振ると甘みが増します。
今回、途中で水分足りないかなと多めに入れてしまったので、ちょっと緩い発酵あんこになりました。
そのままお餅を入れてぜんざいとして頂きましたがほのかな甘さの優しいぜんざいになりました。
バターと一緒にパンにつけてもOK!クラッカーのお供にも!
発酵あんこはとても簡単に出来るのですが、何よりも大切なのが温度。
麹は60℃前後が一番活発になる温度なのでこの温度をキープすること。
70℃を超えてしまうと活動しなくなるとのことなので温度管理をすることで失敗が減るそうです。
よく小豆はアク取りをするのですが、小豆に含まれるサポニンは抗酸化作用があると言われます。
そのサポニンがアクを取る時に溶け出してしまうそうです。
免疫向上、血流の改善、肥満予防などの働きをもつ栄養成分なのでモッタイナイ!
アク取りをせずに作りました。
出来上がった発酵あんこが苦いとか渋いとかはありませんでした。
手間を省いて上手に栄養をとれる発酵あずき。寒い冬を元気に乗り切るスイーツとしておススメです!