畑作業や販売が忙しい時は、どうしても情報発信は後回しになります。これはもう致し方のないことです。自然相手、お客様相手で今日やっておいたほうがいいということがあれば、それが最優先です。ついつい後回しになりがちですが、それでも忘れずに継続的にやっていきたい大事な仕事が情報発信です。
見る人にとって役に立つ情報を提供することを前提にしつつも、次のような良い点がありそうです。
- ようき農園は、直売をメインに据えます。何も情報がない中でいくら販売のときに例えば無農薬と言ってみても証拠は何もありません。日頃からの情報発信で信用づくりです。
- 小さな農園では、伴侶さんの協力、理解が不可欠です。より強い協力のためには情報の共有は不可欠です。伴侶さんのみならず関係者が増えてきても同じです。この人はこんなことを考えているのかとか、こんな理解をしているのかとか。これはとりもなおさず、消費者への一貫したメッセージにもつながるはずです。
- 何より、情報発信することで頭が整理ができますし、記憶の定着にも役立ちます。
- 情報発信というとどうしても背伸びして完全体でいこうとするが、飾らずに今の実力で書いていけばいい。後で振り返り成長の軌跡がわかる楽しみができる。
たしかに、われわれが書いているようなことは、ネット上にもあふれているかもしれません。というより、ネット上にあふれれる情報洪水の中で、われわれを探し当ててもらうことがどんどん難しくなっている状況かもしれません。それでもコツコツ積み重ねていけば、コタツ記事のようなものとは一線を画せるものと思っています。